サッカー少年団でのいじめは親へ!?(3)
息子やその周りの「ベンチ組」の子たちに、いじめをしていた主犯格として
名前が挙がっていたR君が、サッカー少年団の練習、試合、共に姿を見せなくなってから
1ヶ月以上が過ぎていた。
その間、「サッカーを辞めるらしいよ」とか「クラブチームへ移動するみたい」など
子供たちや保護者の間でも色々な噂が出ていた。
ところが、「今までこの試合のためにお前たちは頑張ってきたんだぞ!
だからこの試合には、全員を交代で出す!」とコーチが明言した試合に
R君親子がひょっこり現れたのだ。
⇒サッカー少年団でのいじめは親へ!?(2)(前回の記事です)
「R君の反省する様子が見られるまで、試合には出しません」と言っていたコーチも
「全員(試合に)出す」と明言した通り、R君もハーフタイムだけ試合に出場した。
お昼になり、息子は「ベンチ組」の子たちと一列に並び 他のチームの試合を見ながら
お弁当を食べ始めた。するとR君が試合を見ている息子の真ん前にどっかりと腰を下ろし
向かい合って食べ始めたではないか!
息子たちの会話はピタリと止まり、お互い黙々と食べている。
そして息子の隣のT君がパンを袋から出した瞬間、R君がサッと取り上げ
そのパンを食べ始めたのだ。何も言えないT君と息子たち。
そばで見ていた保護者の間にも、沈黙の中に何とも言えない空気が漂った。
当のR君ママは、見ているはずなのに無言で立っている。
私の中に ああ、R君親子は変わらないんだなと言う
落胆というか、諦めというか そんな気持ちと、今後の不安で気が沈んだ。
その試合を皮切りに、R君は練習にも試合にもきちんと来るようになり
それに比例するかのように試合にも出始め、今ではすっかり先発メンバーとして
返り咲き、他の保護者もコーチ陣もR君ママでさえ何事もなかったかのように
振る舞っている。
ただ明らかに違うのは、私たち「ベンチ組」の保護者に対するR君ママの態度。
目の前をスーッと素通りされ、挨拶も会話もない。
何となく私たちとR君ママの間で確執を残すような形になってしまった。
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