サッカーが下手でいじめにさえ遭っていた息子が試合で活躍した話

サッカーが下手くそで少年団内の先発組のリーダー的存在の子からいじめに遭っていた息子ですが、親子二人三脚で練習に励む毎日(笑)

そんな中、なんとびっくり!!息子がとある試合で大活躍することになるのです。

よかったら前回の話もどうぞ。
>>サッカーが下手な息子が何となく上手くなっちゃった!?方法

今日は、息子の身にどんなミラクルが起きたのかをお話したいと思います。

心臓が飛び出すかも!?ピッチに立つ息子

それは、コーチ陣からも「大切な試合」と散々プレッシャーをかけられて臨んだ県大会への出場をかけた地区予選の試合でした。先発組の上手な子たちでも緊張を隠せない様子。

当然、息子の出番はなく(笑)第一試合は0-0で終了。

次の試合が始まるまで、暇を持て余しながら時間を潰し。。。。さて「そろそろ応援しますか」なんて、今まで他人事のように観てた試合でしたが、ピッチに目を向けたとたん私の心臓はドキンとしました。

なんとピッチに立つ息子の姿を発見!!!

息子に「諦めるな!」とか「もっと強気で行け!」「負けるなー」とかいろいろ言ってきたけど、そうか!気が弱いところは私に似たんだ。。。ごめん息子!もう心臓のバクバクが止まりません。

何かまたヘマをやらかしたら、さらにいじめられちゃうんじゃない?
負けたら先発組の子たちに絶対に何か言われる。
どうか、何も失敗しませんように!失敗しませんように!失敗しませんように!
つーか、コーチ。なんでこんな試合に出すんだ?

そんなことが頭の中をぐるぐる回っている間に、ああ、もう試合が始まる。

どうか神様、息子の方にボールが飛んできませんように!!!と祈る私。

そんな私のバクバクの心臓と乱れきった感情とは裏腹に、無情にもホイッスルが鳴り響き、チョンとボールを蹴って試合が始まってしまった。

まだ緊張がほぐれないのか、どことなくみんなの動きが鈍いような感じ。

そこに!
後ろからディフェンスの息子が突っ込んできたのです。

そのままボールを奪うと単独ドリブルで持って行き、あっという間にゴール前へ。
そしてためらうことなく蹴った!!と思った次の瞬間。

ゴールネットが揺れて。。。。

何が起こったのか?
2、3秒シ~ンと間が開いたあと

「うわ~~~~~~~!!!!」

という歓声がベンチからも保護者からも上がりました。

そう。
息子は【大切な試合】でゴール、しかも先制点を決めてしまったのです!

ハーフタイムにベンチに戻ると、コーチやみんなから声を掛けられながら頭や肩を叩かれ、照れて笑う息子の姿がありました。私もすごく嬉しくなって、泣きたい気持ちをグッとこらえながら「よくやったね!頑張ったね」と心の中で声を掛けました。

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息子を取り巻く環境や息子自身も変わった!

その試合の帰り、たまたま目が合ったコーチが
「いや~~~~~、やってくれると思っていたんですよ!」と声を掛けてきました。

内心「ホンマかいな!?」と思いつつ
「今日は息子君の大好きなものを食べさせてあげて下さいね!」だって。

「ハイ!(当然、そのつもりよ~)」と、返事をし車の中へ。

息子は興奮気味に「ママ見てた?今日はボクしかゴール決めてないもんね!!いつも威張ってるけど、Rも全然ゴール狙えてないもんね!」と、とても嬉しそうでした。

いじめの主犯格R君は「あんなのまぐれだろ」と言っていたようですが、そんなことはもうどうでもいい。と思いました。

その日以来、息子に声を掛けてくれる先発組の子も増えたし、なにより「自分にも出来た」ということが息子の自信になっているように見えたことの方が何倍もうれしかったからです。

単純ですが、練習も前のようにシブシブ・・・・と言う感じもあまりしなくなりました。

もっと驚いたのは、私が先発組のママたちと会話が少し弾むようになったこと!笑

もちろん私たち親子にとっては快挙ですが、こんなことでいろいろなことが上手く回り始めるんだな~と嬉しくもあり、ちょっと不思議な気分でした。

試合でゴールを決める前からもチョコチョコ試合に出られるようになっていたのですが、フルじゃないけど さらに試合に出られる回数が増えていきました。

やっぱりメンタルって大切!

とつくづく思いました。だって、気持ちで負けていたら試合でグイグイいけないどころか、試合に出ること自体が難しくなってしまうからです。

やっぱりコーチだって「やってくれそうな子」を使いたいですよね。そう思うと、
いじめたR君はやっぱりキライだし許したくないけど、息子は自分の弱い心、自分自身に負けていたんじゃないかなとも思いました。