サッカー少年団でのいじめは親へ!?(3)

2015/10/22

息子やその周りの「ベンチ組」の子たちに、いじめをしていた主犯格として
名前が挙がっていたR君が、サッカー少年団の練習、試合、共に姿を見せなくなってから
1ヶ月以上が過ぎていた。

その間、「サッカーを辞めるらしいよ」とか「クラブチームへ移動するみたい」など
子供たちや保護者の間でも色々な噂が出ていた。

ところが、「今までこの試合のためにお前たちは頑張ってきたんだぞ!
だからこの試合には、全員を交代で出す!」とコーチが明言した試合に
R君親子がひょっこり現れたのだ。

 

 

サッカー少年団でのいじめは親へ!?(2)(前回の記事です)

「R君の反省する様子が見られるまで、試合には出しません」と言っていたコーチも
「全員(試合に)出す」と明言した通り、R君もハーフタイムだけ試合に出場した。

 

お昼になり、息子は「ベンチ組」の子たちと一列に並び 他のチームの試合を見ながら
お弁当を食べ始めた。するとR君が試合を見ている息子の真ん前にどっかりと腰を下ろし
向かい合って食べ始めたではないか!

息子たちの会話はピタリと止まり、お互い黙々と食べている。

そして息子の隣のT君がパンを袋から出した瞬間、R君がサッと取り上げ
そのパンを食べ始めたのだ。何も言えないT君と息子たち。

 

そばで見ていた保護者の間にも、沈黙の中に何とも言えない空気が漂った。
当のR君ママは、見ているはずなのに無言で立っている。

私の中に ああ、R君親子は変わらないんだなと言う
落胆というか、諦めというか そんな気持ちと、今後の不安で気が沈んだ。

 

その試合を皮切りに、R君は練習にも試合にもきちんと来るようになり
それに比例するかのように試合にも出始め、今ではすっかり先発メンバーとして
返り咲き、他の保護者もコーチ陣もR君ママでさえ何事もなかったかのように
振る舞っている。

 

ただ明らかに違うのは、私たち「ベンチ組」の保護者に対するR君ママの態度。

目の前をスーッと素通りされ、挨拶も会話もない。
何となく私たちとR君ママの間で確執を残すような形になってしまった。

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